「八月踊り」とは!
奄美大島では毎年旧暦8月に考祖祭という祭りが催され、新米で赤飯を炊き、神前に供え、五穀豊穣を祈り、感謝の気持ちを捧げる。 この祭りは8月に3回行なわれ、第1回は新節(あらせつ)といって第1の丙の日に行なわれ、第2回は柴挿(しばさし)といって第1回から9日目の甲の日に行なわれ、第3回は嫩芽(どんが)といって8月の後の甲子の日に行なわれる。
これを三(み)八月という。甲子の日はネコ(猫)が子を産む日であるともいわれ、多産を意味する。 この日は老若男女が列を作って各家を回り、庭に円陣を作って、中央に篝火を焚き、歌を歌い、太鼓を打ち鳴らし、足並みを揃え、手踊りをする。
このとき「この殿内(とのち)、御庭、庭広さやしが、御庭片端に、祝て上(お)せろ」と歌う。 また、嫩芽の前に子供らは木と藁で小屋を作り、それぞれ田の神に白酒を捧げる。
これを「しちやがま」(節小屋)という。 祭りでは屋根の上に登り、白酒を口に含み、3回吹き出して、祓いをする。祭りが終わると、屋根の上に登って揺り崩す。
さらに八月十五夜は盛装して会食し、月の出を待って手踊り、相撲、綱引きなどをして、夜明かしをして、翌朝、帰宅する。
※参考文献 ウィキペディア、坂口徳太郎『奄美大島史』より
以下、宇検村の八月踊り です!集落ごと、14集落。
田検
湯湾
平田
須古
芦検
宇検
九志
名柄
阿室
佐念
屋鈍
石良
部連
生勝